宿泊者が語る!島根県の廃墟!国際観光ホテルM反 現地レポ!2021年9月訪問

島根県

こんにちは。

2021年9月に島根県益田市にある「国際観光ホテルM反」という廃墟ホテルへ訪れました。

「M反」の読み方は「Mはん」ではなく「Mたん」です。

場所

場所は島根県益田市です。

詳しい場所については控えますが、益田市の市街地から少し離れたところにあります。

益田市の日本海沿いを通る国道191号線沿いにあります。

概要

ホテルを運営していた「M反観光株式会社」は1974年に設立しています。

「国際観光ホテルM反」の正確な開業時期は不明ですが、航空写真から見るに1970年代後半には開業していたようです。

1階には「自然派レストラン美庵」というバイキング形式のレストランがありました。

また、横には「ファッションホテルM反」という全12室の1階がガレージで2階が客室という構造のホテルがありました。

益田市や津和野町へ訪れる観光客をターゲットにしていましたが、観光客の減少によって業績が悪化しました。

2008年8月末にホテルの営業を停止し、10月に「M反観光株式会社」は3億8500万円の負債を抱えて破産手続きを開始しました。

参考資料

廃墟検索地図「国際観光ホテル丸反」
https://haikyo.info/s/15420.html(2023年10月21日閲覧)

倒産破産情報バンク「丸反観光:破産手続き開始 負債総額3億8500万円--松江地裁益田支部 /島根」
http://tousanjapan.seesaa.net/article/109388265.html(2023年10月21日閲覧)

エキテン「美庵自然派レストラン」
https://www.ekiten.jp/shop_2786875/(2023年10月21日閲覧)

宿泊したときの様子

私がこのホテルへ訪れるのは初めてではありません。

このホテルが営業をしていた2006年に一度宿泊をしたことがあります。

ロビーに入るとタバコの臭いが強かったことと、大きな窓から日本海を見たことが印象に残っています。

ロビーにあった黒いソファでは、スーツを着た中年男性たちが座って楽しそうに話していました。

受付は正面入口から入って左手前(日本海側ではない方)にありました。

客室の様子

宿泊したときに客室内の写真を撮影していたため、部屋の詳細な様子を伝えることができます。

写真をお見せしたいところですが、この時は公開することを前提として撮影していなかったため、文章でお伝えします。

私が泊まった部屋は4階の和室です。

ルームキーは、赤いアクリルスティックキーホルダーに金文字のローマ字でホテル名と部屋番号が刻印されています。

照明は明るくなく、少し薄暗いです。

室内には、小さなブラウン管テレビ中心に大きな六角形の金刺繍がされた赤い座布団があります。

カーテンは、淡く灰色に近い紫色です。

障子の下側の紙は、所々3~5センチくらいの穴が開いています。

敷き布団は、ベージュ色花柄の布団です。

浴衣は、白地に藍色の縦ストライプ模様です。

広縁という窓際のスペースには、花柄の座面の椅子が2つと小さな机があります。

広縁の窓下は、雨漏りがしみてできたような大きなシミがあります。

部屋の雰囲気としては、薄暗くどんよりしています。

レストランの様子

さらに、2007年ごろにはホテルの1階にあったレストランでバイキングを楽しんだこともあります。

正面入口から右奥(日本海側)へ進んだところにレストランの入口がありました。

レストランはロビーより少し高い位置にあり、レストランの入口前には2段くらい階段がありました。

レストランはとても明るく、入口近くの長机には大きな炊飯器がいくつもあり、周りにはたくさんの料理が並べられていました。

とても美味しかったことだけはしっかりと覚えています。

宿泊したのは廃業の2年ほど前、レストランは廃業の1年ほど前に利用しましたが、どちらもそれなりに賑わっていた記憶があります。

現地レポ

手前の道路が国道191号線、その奥にあるのがホテルの看板です。

現在は看板に何も表示されていませんが、現役時代には丸い木の部分に「M反」のロゴマークがありました。

国道191号線を挟み、先ほどの看板の向かいにホテルがあります。奥が正面入口です。

壁には木製の看板が掛かっています。「M反観光株式会社」と書かれています。

正面玄関から上を見上げました。

色褪せた「M反」の赤いロゴマークと、青い文字で「観光ホテルM反」と書かれています。

ホテルの正面入口です。周囲には草が生い茂り、自動ドアには立入禁止の張り紙があります。

入口の屋根は一部が崩れ落ち、内部の鉄骨がむき出しになっています。

大きな窓が特徴的です。

なぜかカーテンは中途半端に開いているところがあります。

ホテルの側面に来ました。なぜか3階の窓が開いています。

外壁が崩れ、地面に瓦礫が積み重なっています。

内部の鉄骨がむき出しです。日本海の海風にさらされているため、老朽化が激しいのかもしれません。

かなりの量の瓦礫が崩れていることが分かります。

外壁が崩れてくる恐れがあるため、ここで撮影を中断しました。

まとめ

営業していた当時に訪れたことのあるホテルが廃墟となっている状況に、何とも言えないしみじみとした気持ちになりました。

次に訪れた時には、より外壁が崩れて老朽化が進んでいるか、解体されて更地になっていることでしょう。

以上で2021年9月、「国際観光ホテルM反」の訪問記事を終わります。

ご覧いただきありがとうございました。

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