こんにちは。
2024年5月に、広島県広島市安佐南区にある「ヌマジ交通ミュージアム」という交通科学館へ訪れました。
このミュージアムの真下にはアストラムラインの車両基地があります。「ヌマジ交通ミュージアム」は車両基地の上に建っているのです。
この場所の一角に、車両基地が建設される前にこの地に住んでいた人々や街の地図を示した「望郷の碑」という石碑があるため、紹介します。
望郷の碑
場所はミュージアム南側の一角です。すぐ横を県道38号が通っています。
この階段とエレベーターは上のミュージアム駐車場へ通じています。
この階段とエレベーターがある近くに石碑があります。
先ほどの駐車場へ通じている階段の裏に、アストラムラインを運営する広島高速交通株式会社の看板があります。
その看板のすぐ裏に石碑があります。
石碑の大きさに比べて、かなり広く場所が確保されています。
これが「望郷の碑」です。
石碑の表は地図になっています。地図にある安川と県道に囲まれた地域が、現在アストラムラインの車両基地になっています。
この地域に、数件の民家と店舗があったことが分かります。
建物の形や敷地の境界、道の太さなど、とても詳細に示しています。
振り返ると、県道38号、広島高速交通株式会社の看板、駐車場へ通じているエレベーターの上部などが見えます。
石碑の裏には文字が書かれています。
裏には、住み慣れた場所から立ち退きを余儀なくされた方々に敬意を表していることが書かれています。
立退者8名と地権者43名、全員の名前が記されています。
まとめ
この車両基地は、立ち退いた住民と地権者の協力によって完成できたのだと分かりました。
昔の記憶は形に残さなければ忘れ去られていくため、このような石碑は大事です。
今はスマホアプリで簡単に昔の航空写真をみることができます。
自分の住んでいる地域は、昔はどのようになっていたのか見てみると面白いのではないでしょうか。
以上で2024年5月、「アストラムライン車両基地にある望郷の碑」の訪問記事を終わります。
ご覧いただきありがとうございました。
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