「ホテル皇邸」の現地レポはこちら!!
「【高知県高知市】「ホテル皇邸」現地レポ-2025年9月」
こんにちは。
今回は、高知県高知市に存在する「ホテル皇邸」というラブホテルの廃墟について考察していきます。
概要
「ホテル皇邸」は、高知県高知市長浜の県道34号線沿いにあるラブホテルの廃墟です。
西洋の城を彷彿とさせるレンガ造りの外観と、洋風の豪華な内装が特徴です。

出典:2026年3月筆者撮影
開業・閉業年
正確な開業・閉業年は不明です。
開業年に関しては、1979年12月~1980年(昭和55年)初頭であると考えられます。
「ホテル皇邸」が中古物件として販売されていた際のホームページに、「築年月1979/12/」と記載されています。そのため、建物が完成したのは1979年(昭和54年)12月です。そこから時間を置かず開業したと仮定すると、開業年は1979年12月~1980年(昭和55年)初頭となります。
閉業年に関しては、電話帳に1993年のみ記載があるとの情報から、1993年(平成5年)前後と思われます。ですが、開業して数年で人の気配がなく閑散としていたとの話があることから、より早い年で閉業していた可能性もあります。
仮に1980年(昭和55年)開業、1993年(平成5年)閉業とした場合、13年間営業していたことになります。
閉業後は資材置き場として利用されていたようですが放置され、ホームレスの住処や不良の溜まり場となっていきました。また、営業当時から幽霊が出るという噂があったため、心霊スポットとして知られるようになりました。2021年には「ゾゾゾ」という心霊系YouTuberが訪問したことでさらに有名となりました。
「ホテル皇邸」は、高知市の不動産仲介業者によって売りに出されています。いつから売りに出されているか不明ですが、ストリートビューを確認すると2012年(平成24年)には売物件の看板が設置されています。
2023年2月時点、その不動産仲介業者のホームページには中古物件として「高知市長浜 大きな売集合住宅」というタイトルで掲載されており、金額は2,500万円でした。
2026年4月現在、その不動産仲介業者のホームページを見ると中古物件ではなく土地として売りに出されており、金額は1,380万円です。
構造
基本的な構造は、1階が車庫、2階に客室があるガレージタイプです。このような構造の建物が2棟あります。
客室数は東側の建物が8室、西側の建物が5室の計13室です。
部屋割りのイメージは以下です。赤い線で囲った部分が部屋割り、青い線で囲った部分が管理人室です。

出典:グーグルマップ
部屋の特徴
部屋の作りは、1階がバスルームと車庫、もしくはバスルームのみ、または車庫のみの3パターンあります。2階はバスルーム・トイレ・洗面所・サウナルーム・ベッドルームとなっています。
部屋は派手な内装や色使いとなっています。全室に絢爛豪華なバロック調家具や優美なロココ調家具が導入されています。なかには、回転ベッドがある鏡張りの部屋もあります。基本的にどの部屋も中世ヨーロッパの城を彷彿とさせる内装ですが、一部は和風な内装の部屋があります。
部屋の特徴は、1階と2階あわせてバスルームが2つあることです。さらに、浴槽の種類が多種多用です。バスルームに1つ浴槽がある部屋もありますが、1つのバスルームに浴槽が3つある部屋、深さの異なる浴槽が2つある部屋、プールのような広い浴槽、岩風呂がある部屋もあります。
営業時の料金
宿泊4,600円 休憩2,000円
「ホテル皇邸」の不可解な事実
YouTubeには、心霊系YouTuberが許可を得て「ホテル皇邸」を探索している動画が何本かアップされています。それらの動画で明らかとなった不可解な事実が以下です。
●客室には、学生が勉強部屋にしていたと思われる痕跡がある。
●浴槽に燃えた御札が落ちている。
●客室や通路には、当時の状況をうかがい知ることができる紙片が散乱している。
勉強部屋の痕跡は、経営者の家族や関係者の学生が部屋として使用していたのかもしれません。燃えたお札に関しては、雰囲気を演出するための悪戯か、営業当時から貼られていたものなのか判断がつきません。
当時の状況をうかがい知ることができる紙片の内容
散乱している、当時の状況をうかがい知ることができる紙片の内容が以下です。
●赤いマジックペンで「赤いベッドの部屋に入るな」
●部屋の清掃に関する「赤いベッドの」「業者」「清掃がまだ」
●繰り返し書かれている「残念です。残念です。ざんねんです。ざんねんです。」
●「貴子さん」という方と揉め事があったことを示唆するような文章
これらの紙片について、筆者は「業務上の清掃メモ」「交換ノート」「心霊スポットの雰囲気を演出するために置かれた悪戯」ではないかと推測しています。
例えば、「赤いベッドの部屋に入るな」という紙片は、赤いベッドの部屋で幽霊が出るという噂を受け、雰囲気を演出させるために置かれた悪戯ではないでしょうか。部屋の清掃に関する紙片はベットメイキングなどの業務メモ、その他の紙片は交換ノートが散り散りになったものだと思われます。
交換ノートについて、現代ではほとんど見かけることはありません。ですが「ホテル皇邸」が営業していた時代は、多くのラブホテルに交換ノートというものが設置されていました。そこへ、利用客が自由に感想や記録を記したり、それに対して別の利用客が返事を書いたりしていました。
このような様々な紙片が散り散りとなり、今に残っているものをつなぎ合わせた結果、怪文書のようになってしまったのではないかと考えられます。
「ホテル皇邸」の噂
「ホテル皇邸」では、心霊現象や閉業理由に関する様々な噂があります。それらの噂が以下です。
●営業当時から心霊現象が発生しており、階段を上がってくる足音が聞こえる、勝手にトイレの水が流れるなどの現象があった。
●2階の割れた窓から女性の幽霊が見える。
●部屋で焼身自殺をした女性がいる。そのため閉業後に、焼身自殺した部屋が特定されないよう部屋番号が取り外されている。その部屋は、赤いベッドがある部屋ではないかと言われている。
●経営者が自殺をしており、この方が焼身自殺をした女性ではないかとも言われている。
●客室で、女性が殺害される事件があった。
●営業当時の心霊現象を抑えるため、もしくは焼身自殺をした女性を供養するため、御札が張られていた。
●部屋で女性のすすり泣く声、または断末魔のような叫び声が聞こえる。
●数ある部屋の中で、理由は不明だが3つ危険な部屋がある。(危険というのは心霊的な意味)
●利用客を盗撮、それをVHSビデオテープとして販売していたという事件があり、これがきっかけとなって閉業したと言われている。
どれも噂の域を出ないものばかりでしたが、1つだけ信憑性が高いと思われる話があります。
それが、閉業のきっかけと言われる盗撮事件です。
閉業のきっかけと言われる盗撮事件について
様々な噂がある中で、閉業のきっかけと言われる盗撮事件は、他の噂より具体的な情報や話があります。深掘りして調査をした内容が以下です。
「ホテル皇邸」の客室には隠しカメラが仕掛けられており、利用客を盗撮、それをVHSビデオテープにして販売していた。盗撮された被害者の中には、高知県のテレビ局で人気番組の司会を務めていたアナウンサーの男女もおり、この事件で不倫をしていたことが発覚してしまった。
盗撮やVHSビデオテープの販売を行っていたのは地元の暴力団で、「ホテル皇邸」の経営者は関与していなかった。だが、経営者は厳しく責め立てられ、ホテルは人気が無くなり経営難で閉業、経営者は客室で自殺をしてしまった。
暴力団や経営者の関与の有無、経営者が客室で自殺をしてしまったなどの情報は、噂の域を出ません。
ですが、盗撮・販売していた件、特にアナウンサーの男女が盗撮された件については事実であった可能性が高いです。
個人が特定されることを防ぐために詳細は伏せます。調べてみると、アナウンサーの男女が盗撮された大体の年、所属するテレビ局、アナウンサーの氏名、司会を担当していた番組、盗撮されたVHSビデオテープをテレビ局が買い取ったといった具体的な情報が出てきます。
このことから他の噂より信憑性が高く、事実であったと考えられます。
まとめ
●開業年は1979年12月~1980年(昭和55年)初頭、閉業年は1993年(平成5年)前後だが、より早い年で閉業していた可能性もある。
●散乱している紙片について、「業務上の清掃メモ」「交換ノート」「心霊スポットの雰囲気を演出するために置かれた悪戯」ではないかと推測。
●数多く噂があるが、どれも噂の域を出ない。
●閉業のきっかけと言われる盗撮事件は、事実の可能性が高い。
以上が、「ホテル皇邸」の噂・心霊現象・閉業理由などの考察です。
最後までご覧いただきありがとうございました。


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