公開日 2025年1月9日
追記・変更
2026年8月21日
●サムネイルと「当時のパンフレット」の写真を変更
●「概要」「設備」「魅力」をより詳細に記載
●「開園年と閉園年」にある閉園年を1980年代から1970年代に変更
こんにちは。
今回は、「こごもり遊園」という、かつて広島県府中町に存在した複合娯楽施設について調査します。
概要
「こごもり遊園」は、広島県安芸郡府中町鹿籠(旧 広島県府中町鹿籠)に存在した複合娯楽施設です。
鹿籠と書いて(こごもり)と読みます。
場所は広島駅から西に3キロほど、向洋駅近くの小高い丘の上にありました。
正確な開業年・閉業年は不明ですが、航空写真で推測すると1950年代から1970年代に存在したのではないかと思われます。
「こごもり遊園」は、温泉・子供用プール・釣り堀・食堂・宴会場・貸会議室などを備えた複合娯楽施設でした。展示会・結婚式も受け付けており、団体・個人を問わず、様々な利用用途に対応することができた施設だったのです。
眺望も良く、広島市街から中国山地までを一望することができました。
現在「こごもり遊園」は存在せず、跡地は住宅地と「鹿籠児童遊園」という公園になっています。
当時のパンフレット

【筆者所有資料】「こごもり遊園」のパンフレット
「こごもり遊園」が営業していた当時のパンフレットです。
アクセスの良さ・温泉・保養・眺望などを売りとしています。
このパンフレットを基に調査していきます。
営業日・営業時間
営業日
年中無休
営業時間
10時から21時
設備
大浴場
大岩風呂/オゾンヘルス温泉
小風呂/恵命長寿の湯(貴重な薬草を原料とした湯)
小風呂/別府湯の花
子供用プール
ウォーターシュートの楽しさを体験できる滑り台
ビアガーデン
プールサイドのパラソル下で飲酒
チケット食堂
うどん、そば、お寿司、その他和洋食を提供
売店
おみやげ、たばこ、飲物などを販売
釣り堀
四季折々の自然を鑑賞しながら魚釣り
庭園
自然の大岩と木立ちに囲まれた閑静な庭園
一般大広畳
100畳大広間/1間(舞台付)
宴会・集会・演芸会・展示会など多方面に利用可
特別貸室
60畳大広間/2間(舞台付)
家族向け小部屋
4畳半/6間
6畳/3間
10畳/2間
12間/2間
(各室冷暖房完備)
無料駐車場
大型バス10台の玄関横付け可
料金
入園料
大人/150円 子供/70円(入浴 休憩料を含む)
貸室料
1畳あたり100円(昼の部から夜の部まで借りるならば倍額)
昼の部10時から15時
夜の部15時30分から21時
宿泊
2食付きで1000円以上
素泊まり1人500円
魅力
大岩風呂
大岩風呂は薬効ゆたかなオゾンヘルス温泉で、「こごもり遊園」が誇る設備でした。
積み重なる大きな岩の間から、滝のように温泉が浴槽へ流れ出ていました。
100畳の大広間
100畳の大広間は、宴会・集会・演芸会・展示会など様々な用途に利用することができました。
庭園
庭園は、自然の大岩と木立ちに囲まれた閑静な庭でした。
庭の中央に大きな池があり、周りは大岩や木々に囲まれ、遠くには広島市街を眺めることができました。
庭園では、四季折々の自然を楽しみながら散歩をしたり、釣り堀として池に泳いでいる魚を釣ることができました。
夜景
「こごもり遊園」は眺望が良く、庭園からは広島市街から遠くかすむ中国山地まで見渡すことができました。
特に夜は素晴らしく、広島市街の美しい夜景を一望することができました。
開園年と閉園年
正確な開園年、閉園年は不明です。
「こごもり遊園」があった場所を国土地理院の航空写真で確認します。
1945年~1950年に撮影された写真では建物も道路もないですが、切り開かれて平地ができています。
1961年~1969年、1974年~1978年では住宅街の中に「こごもり遊園」と思われる広い敷地と建物が確認できます。
1979年~1983年では、「こごもり遊園」と思われる場所が分割されて道路が敷かれ、住宅が建っていることが確認できます。
そのため、1950年代から1970年代に存在したと推測されます。
跡地
現在「こごもり遊園」の跡地は、住宅地と「鹿籠児童遊園」という公園になっています。
鹿籠児童遊園には「鹿籠遊園」と刻まれた石碑があり、こごもり遊園が存在していたことを示す唯一の跡となっています。
まとめ
以上が、パンフレットを基に判明した「こごもり遊園」の情報です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。



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